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11日目 Emotional week (2012.09.01)

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出発地:ベロラード Belorado

目的地:アヘス Ages

距離:28km

宿:€8


夜中に一度目覚めたけど、フィエスタのライブの音が聞こえた。

 

そして、5時くらいには、ブラスバンドが街を練り歩いていた。

 

フィエスタ恐るべし。

 

5時過ぎに起きて、しっかりヨガとちょっと瞑想。

気分は悪くないけど、テンションは上がらず、、、

 

いつもよりちょっと遅めに7時過ぎに歩き始める。

 

いつもは早くビーバーに追いつきたくて、

早歩きだけど、今日は別にいいや~って感じ。

 

昨日のイライラはなくなっているのに、

どうしたんだろう私。

 

 

5kmほど歩いて、一つ目の街。

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ひまわり畑 ここのひまわりは満開!

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本日は、向こうに見える小高い山を越える。

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2つ目の街。

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本日の目的地、San Juan de Ortegaまで、あと9km

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山の頂上

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ここからはいろいろな山が見えるそうです。

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24km歩いてSan Juan de Ortegaに到着!

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すごくあっさりした日記。

 

なんだかテンション上がらず、ほとんど写真も撮らず、

誰とも話さず(通り過ぎる時挨拶はちゃんとしましたよ)、

黙々と歩いてきた。

 

カフェでハーフムーンを待っていたけど、現れず、、、

横に座っていたスペイン人のホセが、

 

 

 

「ここは小さな街だから、みんな4km先の街へ行ってるよ」

 

 

 

と言っている。

 

 

ハーフムーンとは、この街に泊まると話していたけど、

きっとみんなの流れで来ると思って、先に歩き始める。

 

 

巡礼者が一つずつ石を並べていき、だんだん大きくなった円。

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4kmなので、あっという間に、街が見えてきた。

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目的地Agesに到着!

 

いくつか宿があったけど、いつも通り公営の宿へ。

 

中に入ったら、、、

 

 

 

ビーバーの杖があった。

 

 

 

そして、指定されたベッドに向かったら、、、

 

 

 

真向かいだった。

 

 

 

本人の姿はなし。

 

 

う~ん、今日はちょっと不安定だし、

昨日連絡先聞いたから、離れてもいいと思ったのに、、、

同じ宿でうれしいけど。

※この時は、たった数kmズレただけで、

会わなくなることもあるという事実に気付いていない

 

 

 

とりあえず、シャワー浴びて、洗濯して外へ。

 

 

 

すぐに教会見付けて、瞑想。

というか、自問自答。

 

 

 

 

何で今日はテンションが上がらないんだろう。

何でこんなにモヤモヤしているんだろう。

何かあったっけ?

特にないよね?

理由もなく落ち込んでる風になってるのは、、、

 

 

 

ただのホルモンバランスの乱れだよね?

 

だったら、自分でどうにかしなさいよ!

 

 

 

と、いう結論に至り、少しスッキリする。

 

あー、瞑想という手段があって助かった。

 

30分くらい瞑想して、すごく落ち着く空間だったので、

しばらく教会にいた。

 

 

そうしたら、なんとなくビーバーが来そうな気がして、

ソワソワし始めた。

 

 

来たらどうしよう。

なんて、会話しよう。

今日の私はちょっと変だから、テンパってうまく話せないかも。

 

 

なんて、また頭の中で問題を作り始めた。

 

忙しいな。

 

 

そう思っていたら、教会の扉が、

 

 

 

バーン

 

 

 

と音をたてた。

 

誰か来た!!!!

振り返ると、そこには、、、

 

 

 

ビーバーが!!!!!

 

 

やっぱり来た!

 

 

予想通り来た!

 

 

神さま~

これはどういうことですか?

ちょっと期待しちゃうじゃないですか?

 

※ビーバーの気持ち云々でなく、

タイミングが合い過ぎていることに対して、

まさか運命?!とか思っちゃってるイタイ人

 

 

ちょっと会話をし、ビーバーは去って行った。

ここは小さい街なので、ミサはないと教えてくれた。

 

 

心が忙しい。

 

 

それから、買い物して、フラフラしていたら、ベルギー人のリタと会う。

彼女はお孫さんと歩いている、元気ですごく魅力的なおばさま。

太極拳の先生やっているので、体力も私よりもありそう。

 

 

「あら?今日は一人?ハーフムーンは?」リタ

 

「今日は別々になっちゃったみたいなの」私

 

「大丈夫よ、明日のブルゴスで会えるわよ」リタ

 

「そうか、よかった~」私

 

「歩いていて、どう?」リタ

 

「う~ん、巡礼はすごく楽しいけど、最近頭の中が忙しくて、

ちょっと一人の時間が必要だなーって思ってる」私

 

「そうね、私と孫は一緒に歩いているけど、歩くときはほとんど話さないわよ。

お互いが自分の道を歩きながら、いろいろ考えているの。

お友達と一緒に話しながら歩くのもいいけど、やっぱり自分の道を歩かなくちゃ」リタ

 

「なるほど、、、ありがとう。そういえば、リタはベジタリアン?」私

 

「完全ではないけど、それほど食べないわね。食べる時は自分の身体に聞いてみるの。

何でもそうよ。食べ物だけじゃなく、いつでも自分の身体に耳を傾けるの」リタ

 

「なんか、今すごくいい言葉をいただいた感じ。心が軽くなった。

ありがとう、リタ。あなたは私の先生みたい。」私

 

 

涙が出そうだった。

リタの言葉にすごく救われた。

ちょっと、自分自身ともっと向き合おう。

今はその時間が必要なような気がする。

 

 

そんな話をしながら、リタと一緒に街プラ。

 

これは、金融危機をテーマにした作品らしい(たぶん)

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それから、宿に帰って写真のバックアップ。

PCに向かっていたら、オミツさんが時差を越えて連絡してきてくれた。

 

それから、skypeで巡礼路の一部始終を聞いてもらう。

最初は、真剣に話していたけど、

結局いつものバカ笑いトークにw

 

オミツさんが提案してくれたモヤモヤ対策は、

 

 

 

脳内関西弁翻訳!

 

 

 

例えば、昨日イラッとしたビーバーの言葉

 

 

「キミは本当に典型的な日本人だね!」

 

 

 

 

「自分、ほんまに典型的な日本人やなぁ~」

 

 

って、脳内で訳せばええやん!

 

 

 

ほんまや!

不思議とイラッとせーへんわ!

 

 

 

と、関西人に張り倒されそうな解決策を見付けて大爆笑www

※決して関西弁をバカにしているわけではありませんよ

 

 

オミツさん本当にいつもありがとう!

 

 

そして、私は今、

 

 

聖なる道性なる道をストーキングしている

 

 

という結論に至りました。

 

 

あー、スッキリした!

 

 

skypeを終え、部屋に戻って寝る準備をしようとしたら、

外は燃えるような夕日!

 

部屋に帰ってきたビーバーに「夕日がキレイだよ!」と誘って一緒に見に行く。

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赤く染まる教会。

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超キレイ~

こんな夕日滅多に見れないな~

そして、隣りにはビーバーが!

 

思い出深い夕日となりました。

 

 

今日は心が忙しい一日でした。

でも、最後はスッキリ!

 

ありがとうございました!