23日目 修道院に滞在 (2012.09.13)
滞在地:ラバナル・デル・カミーノ Rabanal del Camino
距離:0km
宿:€10 寄付制
朝目が覚めたら6時半を過ぎていた。
音がないと自然とこんな時間まで寝られるんだな。
すごく久しぶりにぐっすり寝た気がする。
そして、横には、、、
ビーバー
ふふふ
Guten Morgen
おはよう
と、挨拶。
ふふふ
7:30から早朝礼拝。
修道院に滞在中の私たちは、
一般席でなく、祭壇の袖に備え付けられたイスに座る。
クリスチャンでない私が座るのが申し訳ない気分。
ここの礼拝は、歌を歌う。
賛美歌ではなく、聖書の言葉を歌うように読む。
マントラのようなもの。
この音が教会内に響いて、すごく神聖な空気に包まれる。
終わって外に出たらすごくキレイな朝日が見えた。
8:00から朝食。
朝食も和気あいあいとおしゃべりしながら進む。
パンにオリーブオイルを塗って、その上にゴマをふりかける。
これ超おいしかった~
帰ったら家でもやってみよう!
朝食後、滞在していた2人は巡礼に出発。
Buen Camino!!!
そして、9:00から朝の礼拝。
ちょっと早めに行って撮影。
この時間にちょうど朝日が窓から差し込む。
これは、いつも参加しているミサと同じような感じ。
私たちも一般の席に座る。
久しぶりに一緒に参加するミサ。
ビーバーの隣りに座る。
やっぱり、ホッとするな。
その後は昼食まで自由時間。
図書室で日記を書く。
しかも、思い出すのも辛い9月11日と12日の日記。
後でブログを書くために、なるべく細かく書くようにしている日記。
一日の流れを思い出しながら、書いていたら、、、
思い出し落ち込み。
気分がどんよりし始めた。
苦しい、、、
泣きそう、、、
でも、それはもう過去の事。
そんな苦しみはビーバーのマヌケな笑顔が一蹴してくれる。
しかも、今はそれがすぐに叶う環境!!!
そんなとこを思いながら書いていたら、
ビーバーが図書館に来た。
普通にニコニコしているビーバー。
幸せ
13:50から昼食。
昨日は私語厳禁の中の昼食だったけど、
今日はお偉いさんと女性スタッフが出張のため、イレギュラー。
和気あいあいとドイツビールまで振る舞われて、
テンションアップ~
大好きなドイツビールを大好きなドイツ人と一緒に飲む。
幸せ~
ビーバーもキラキラ笑顔で、
「マイーーーーーーーーー、すごく幸せそうな顔してるよ~」ビーバー
「うん!だって幸せだもん~」私
なんて、浮かれた会話。
昼食後はシエスタ。
ベッドで本を読んでいたら、寝てた。
昼寝から目覚めて、図書室で読書。
本を読んでいたら、ビーバーも入ってきて、近くに座る。
そのうち、壁にかかっている修道院の写真に気付き見始める。
「マイ、見てごらん、これはすごく有名な修道院なんだよ」ビーバー
「これは、ここ(私たちが滞在している所)の写真?」私
「ううん、違うよ。○○にある修道院だよ」ビーバー
※肝心の所が聞き取れず、よくわかっていない
※たぶん、ビーバーが今いるドイツの修道院の写真だったんだと思う(2017年1月)
「へ~、ここに行ったことある?」私
※なんのことかサッパリわからないけど、会話を続ける
「うん、何度も行ったことあるよ。すごくいい所なんだ。」ビーバー
「へ~、そうなんだ~」私
※会話を終わらせたけど、何が言いたかったのかわからない
こんな会話を、写真の前の狭いスペースで繰り広げ、
会話を終えてソファに戻ろうと振り返ったら、、、
いつの間にかビーバーと急接近!
「え?近!!!!!!」私の心の声
ドキドキ
ドギマギ
ドキドキ
ドギマギ
「え~と、、、そこどいてくれませんか?」私の心の声
ドキドキ
ドギマギ
ドキドキ
ドギマギ
「そろそろ、目をそらしませんか?お互い」私の心の声
そうなんです、私たち図書室の隅で、
しばらく見つめ合っていたんです。
「え?このシチュエーションって!?まさか!?」私の心の声
ドキドキ
ドギマギ
ドキドキ
ドギマギ
と思っていたら、本日から来たオージーの子が、
図書室に入ってきた。
何事もなかったように、ものすごい早さでサッと振り返り、
「やあ」と言って、その場を離れるビーバー。
何事もなかったように、ソファに座って本を読み始める私。
でも、実はしばらく放心状態でボーッとしてしまう。
「今のあの数秒は何だったんだ??」私の心の声
ドキドキ
ドキドキ
ドギマギ
19:00から礼拝。
やっと気持ちが落ち着いてきた。
礼拝後、wifiを見付けたので、
「オミツさん~~~~、助けて~~~~」
と、skypeし、ここ数日の出来事を聞いてもらう。
そして、的確なアドバイスをいただく、
「おマヌケなビーバーに駆け引きは意味がない。
もっと”あなたは特別”って感じを全面に出せば、
向こうも本心を出してくるかも」
と。
なるほど、、、ちょっとやってみよう。
ありがとう!オミツさん!
それから、夕食。
いつも通りだけど、意識してビーバーの隣りに座る。
※これも私の中の特別感演出
スタッフともだいぶ慣れてきて、和やかな食卓。
それから、夜の礼拝。
そして、
Gute Nacht
おやすみ
と、挨拶して寝たのでした。
幸せ
神さま、今日もありがとうございます。