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31日目 自問自答 (2012.09.21)

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出発地:アイレクセ Airexe

目的地:リバディソ Ribadiso

距離:36km

宿:€10


今日はいつもより早い5時過ぎに、

横で寝ているビーバーの目覚ましで起きる。

 

 

 

朝から幸せ。

 

 

 

今日は、距離も長いので、6時過ぎにスタート。

ハーフムーンにも前日話していたけど、起こしても起きず、、、。

 

ビーバーと二人で出発。

 

 

 

出発してから、ずーっと真っ暗で周りも見えないし、

すごく狭い道をゆく。

 

頼りはビーバーのヘッドライトのみ。

 

 

 

「すんげー怖いんですけど」私の心の声

 

 

と、思わずビーバーの手を握る手も力が入る。

 

 

 

「マイ、怖がってるの?」ビーバー

 

 

 

顔は見えないけど、きっとニコニコ顔のビーバーが助けてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

あの道は、一人だったら怖くて歩けなかったな。

 

 

 

 

 

 

朝からビーバーに感謝する。

 

 

太陽が昇ってきて、やっと周りが見えてきた。

今日は、ずっとこんな感じの緑豊かな森を進む。

IMG_0648.jpg

 

途中で雨がポツポツ降り出した。

ちょうどいいタイミングでカフェがあったので、

雨宿りをしつつ、カフェ休憩。

 

 

休んでいたら、セザ登場!!!!!

わーい、また再会できた!

 

そこからセザも一緒に歩く。

IMG_0650.jpg

 

セザはしばらく英語で話していなかったからか、

私が話しかけても「???」と英語が通じなくなってしまったw

 

コミュニケーションは、セザ-(ドイツ語)-ビーバー-(英語)-私って感じ。

出会った頃は、普通に話せていたのに、、、やっぱり不思議な人だな。セザって。

 

 

 

2時間ほど歩いて、大きな街Palas de Reiに到着。

 

昨日はこの街に泊まっていたらしいチョコさんから、

ビーバーに連絡が入り、

途中の街のポルポ(タコ)料理屋で待ち合わせすることになった。

 

 

 

 

雨は思ったほど激しくならず、すぐにやんだので一安心。

途中で、今日の泊まる宿の予約の電話をする。

 

ブラジル人のセザがポルトガル語で宿の人と、

コミュニケーションをとる。

 

いいな~。

スペイン語、イタリア語、ポルトガル語のどれかが話せれば、

多少違いはあるものの、通じるもんね。

 

 

 

この時、いつもは大人しいセザが、

 

 

 

 

 

 

 

突然、歌を歌いながら踊り出した!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

突然過ぎて、ビックリしていたら、

 

 

 

「僕は、見た目は落ち着いているように見えても、

心の中は激しいんだ」

 

 

 

と。

 

 

 

「そうなの?見えない!でも、私もそうだよ」

 

 

 

「そうなの?キミはすごく落ち着いているように見えるよ」

 

 

 

と。

 

 

 

やっぱり、そうだったんだ。

セザは言葉は多く交わしていないけど、何となく自分と似ている気がしていた。

 

 

 

セザがどんなことを考えているのか、そこまでは理解できないけど、

きっと、歩きながら私みたいに”あーでもない、こーでもない”と、

いろいろ考えて、自問自答しているんだろうな~と思った。

 

 

 

Palas de Reiから15kmほど歩いたMelideに到着。

レストランの前でチョコさんが待っていてくれた!!!!

 

そして、ガリシア名物ポルポ(タコ)をいただく。€5くらいだったかな?

ゆでたタコの上にパプリカをかける。

IMG_0655.jpg

 

ポルポのお供は”マホウ~(マオウ)”

 

 

 

 

 

 

この店でハーフムーンを待っていたけど、

なかなか来ない、、、。

 

ちょっと諦めかけていたら、ここで出会ったアイルランド人のローズが、

 

 

 

「その待っている子って、なんて名前?」

 

 

 

「韓国人で赤髪のハーフムーンって子」

 

 

 

「ハーフムーン?!その子だったら、さっきカフェで休んでいたわよ!

すぐそこだから、呼んできてあげるから、待ってて!」

 

 

 

そして、5分もしなううちに、

 

 

 

「マイさーーーーーーーーーーーん!!!」

 

 

 

と、ハーフムーンが、ローズと一緒に来た!

 

 

 

「私、もう今日は限界で、この街に泊まろうかと思ってたんです。

でも、みんなに会えたんで、頑張ります。」

 

 

 

そんなことを言っていた。

危なかった~、はぐれる所だったよ。

ここで再会できてよかった!!

 

 

 

そこからは、ビーバー、ハーフムーン、チョコさん、セザと5人で歩く。

 

ずっと、こうした森の中を小さなアップダウンを繰り返す。

IMG_0663.jpg

 

後半は、すごく身体が軽く、歩く速度も速い私。

 

ビーバーと二人だけだったら、ペースを合わせて歩くけど、

みんなもいるから、自分のペースでガンガン歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、後ろも振り返らず。

 

 

 

 

 

 

 

別に、いつもビーバーが振り返ってくれないのを、

お返しするつもりもないけど、実際前を歩いていると、

後ろはあまり気にならないんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

後ろを歩いているとずっと視線に入っているから、

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとは後ろを気にしてくれてもいいのに」

 

 

 

 

 

 

 

なんて、思ってしまうんだけど。

 

 

 

森を抜け、普通の道になってきた。

IMG_0667.jpg

 

今日は、足も痛くて早く歩けないハーフムーン。

だいぶ遅れをとっていたので、私たちはカフェで待つ。

 

 

カフェで合流できたけど、かなり辛そう。

 

 

 

 

 

ハーフムーンは、限界に達したようで、

 

 

 

「もう、歩けないかもしれないので、先に行ってください。

休憩して歩けそうなら行きますんで」

 

 

 

と、ハーフムーンは途中の宿で休憩。

 

 

そこから、4人で目的地まで4kmと聞いて、歩き始める。

IMG_0670.jpg

 

なんか、ものすごく遠いんですけど、、、。

IMG_0674.jpg

 

下り坂は、直線で下ると足に来るので、蛇行して進む。

なんか、かわいいw

IMG_0676.jpg

 

あ~、やっと到着!

今日は、Ribadiso リバディソという街に泊まる。

IMG_0677.jpg

 

計算すると、36kmとなっているけど、40kmくらい歩いた気分。

最後はぜったいもっと遠かったよ。

なんだか、ものすごく騙された気分。

 

 

 

宿でハーフムーンを待っていたら、

30分くらいしてから、ちゃんと来た!

よかった~

 

 

 

お疲れのハーフムーンはすぐに昼寝。

 

 

 

私はチョコさんとビーバーが川に泳ぎにいくと言うので、

ついて行くことにした。

DSC05394.jpg

 

もちろん泳ぐつもりはなかったけど、

実際の川を見て、もっとその気は失せた。

DSC05395.jpg

 

足だけ浸かることにした。

そんなに汚くはないけど、川の底が見えないので、恐ろしい。

でも、冷たくて気持ちがいい!

DSC05397.jpg

 

公園で、ひとりヨガをやる。

DSC05400.jpg

 

 

宿に帰ってシャワーを浴びようとしたら、、、

男女共同のバスルームの中にある2つのシャワー。

 

そのシャワー室の仕切りが、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

くもりガラス!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の身体が反射しているのかと思ったら、

 

 

 

 

 

 

 

 

隣りのおっさんの身体だった!w

宿のオーナーの選択肢が謎。

 

 

 

洗濯していたら、ビーバーもやってきて隣りで洗っていたけど、

特に会話をせず、、、

 

洗濯後、話せるかな?と思っていたけど、

久しぶりに再会したセザと仲良く”ドイツ語”で話しているので、

特にその場には入らず、、、

 

自分の作業が溜まっていたので、PC持って食堂で作業。

 

 

 

私は、PCに向かってエンジンがかかってしまうと、

周りのことが見えなくなってくる。

しかも、一度乗ってくると、それが一段落するまで、

やめたくなくなるのです。

 

 

 

ちょうど乗ってきた時に、昼寝から起きてきたハーフムーン。

 

 

 

会話はしているけど、ちょっと素っ気ない態度をとってしまったなと、

後で反省しました。

 

 

 

作業が乗ってきたので、なんとなくそのまま続けたくて、

夕飯も食べるのが面倒になり、持っていた果物を食べることにした。

 

 

 

「マイーーーーーーーーー、ご飯行こうーーーーーーーー」

 

 

 

ビールを飲んだらしく、顔を赤くしてニコニコキラキラ笑顔のビーバーがやってきた。

 

 

 

いつもだったら、

 

 

 

「かわいいな~、しかも超マヌケスト!」

 

 

 

って反応になるんだけど、作業に集中していたので、

そのマヌケっぷりにちょっとイラッとしたw

 

 

 

「今日は、食べ物もあるし、やりたい事あるから、食べない」

 

 

 

と、断った。

 

 

 

しばらく、メール返信やブログの作業をやって、

一人で瞑想したかったので、夕日ポイントを探しつつ宿の外へ。

 

 

 

宿の外は、街というほどではなく、数件の宿とレストランだけ。

 

とりあえず、西の空の方へ行き、ちょっとした広場を見付けて、

簡単に身体を伸ばし、瞑想。

 

いつもは目を瞑ってやるけど、今日はこの空の流れを見ていたくて、

ぼーっと、空を見ながら呼吸法をやっていた。

DSC05402.jpg

 

なんだろう、特に何があったわけでもないし、

怒っているわけでも、いじけているわけでもないし、

悲しいわけでもないのに、

 

 

 

すごく人を避けている自分がいる。

 

 

 

何なんだろう。

 

 

 

なぜか、元気がない。

 

 

 

モヤモヤしているわけではないけど、

 

 

 

何かがいつもと違う。

 

 

 

ぼーっと一人でいたい。

 

 

 

何なんだろう。

 

 

 

と、いろいろ考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

ビーバーとの距離感に戸惑っていたのかな?

 

二人でいるときのビーバーとの距離感と、

他人(友だち)が周りにいる時のビーバーとの距離感に。

 

 

ビーバーともっと話したい思いはあるけど、

人がいるから、あまりベタベタできないし、

素っ気なくされるのもいや、

 

 

じゃあ、どうしようかな、、、

 

 

どうやったら、普通に接することができるかな、、、

 

 

でも、今日は普通に接することができなさそうだから、、、

 

 

だったら、接しない方がいいな、、、

 

 

 

 

 

 

 

という結論に至った。

 

 

 

空を見ながら、瞑想のようなボーッとした時間をすごし、

 

 

 

「よし!ビール飲んで帰ろう!」

 

 

 

と、思ってレストランに向かったら、

ちょうど食事を終えたビーバーたちが、

出てきたので、なんとなく気まずくて、

反対方向へ歩き出した。

 

 

 

そして、橋でしばらく時間を潰して、

レストランに行き、ビールを注文。

 

 

 

「さっき、あっちでヨガやってたでしょ」

 

 

 

と、スタッフに言われたw

 

 

だいぶ離れていたと思っていたけど、

レストランから丸見えだったらしい。

 

 

 

そして、このレストランでイタリア人の3人組に再会!

 

 

 

ここのスタッフと少し話し、久しぶりの再会で笑顔になり、

だいぶ、いつもの自分を取り戻した。

 

 

 

そして、宿に帰ったら、ハーフムーンがいたので、

さっきは素っ気ない態度でごめんねと謝ろうとしたら、

ビーバーが真剣な顔でやってきて、

 

 

 

 

 

 

 

「マイ、さっきヨガやってたでしょ。レストランから見えたよ。

でも、どうしたの?

今朝はいつも通りだったのに、午後になったら急に離れていって、、、

よくわからなくて、混乱しているよ」

 

 

 

 

 

 

 

「ビーバーさん、そんな大事な話し、

ハーフムーンの目の前で話さないで、

二人きりの時に話しませんか?」私の心の声

 

 

 

 

 

 

 

と思いつつ、

 

 

 

目で、「ハーフムーンが居るんだから、やめようよ」と訴えたら、

 

 

 

「ここは狭い世界だからみんな知ってるよ。ボク達のこと。」

 

 

 

と、ものすごいことを言われて、ドギマギする。

 

 

 

なんて答えていいのかよくわからず、

とりあえず、ものすごく小さな声で、

 

 

 

 

「私はただビーバーと話したいだけ」

 

 

 

 

と伝えたら、、、

 

 

 

 

「もう寝るから」

 

 

 

 

ってwww

 

 

 

 

 

 

 

ビーバーさんは、言いたいことだけ言って、去っていった、、、

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、残された私と、そばでソワソワしているハーフムーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか、ものすごく突然、大事な話しされてビックリしたんですけど」私

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は、両親がイチャついてるとこ見ちゃった気分なんですけど」ハーフムーン

 

 

 

 

 

 

 

 

ってwww

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、よくわからない自分の状況をハーフムーンに聞いてもらう。

 

 

 

どちらかというと、ビーバーの方が今日は近付いてこなかったのにな。

でも、それは私の見方であって、ビーバーはビーバーの見方がある。

 

 

と思ったので、ビーバーのベッドへ行ってみる。

なんて言ったらわからないので、とりあえず行ってみた。

 

 

 

 

「大丈夫?ごめんね。」

 

 

「うん、もう大丈夫。来てくれてありがとう」

 

 

 

 

 

 

言葉は多くは必要なかったみたい。

 

 

 

よくわからないけど、解決したみたい。

とりあえず、よかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

てか、ビーバーもそんな風な感情になってくれるんだ、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな風になっている人には申し訳ないけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとうれしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて、ビーバーが知ったら怒るよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、みんなにバレたんだ。

明日から、ちょっと気まずいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、なるようになるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もありがとうございました。

おやすみなさい。